ストーカー被害の記録は何を残す?警察へ相談する前の整理方法
2026年08月26日
ストーカー被害かどうかを自分だけで判断できない段階でも、いつ・どこで・何があったかを見たまま記録しておくことはできます。
記録する基本は、発生日時、場所や連絡手段、相手の行為や発言、残っている証拠、自分が取った対応を一つの時系列にまとめることです。
メッセージ、着信履歴、写真、手紙などは、内容を切り取って結論を付けるのではなく、送信者や日時が分かる状態で保管します。
相手に近づく、問い詰める、挑発する、無断で端末やアカウントを確認するといった行動は避け、今すぐ危険があるときは記録より安全な場所への移動や警察への通報を優先してください。
ストーカー被害の記録に残す情報
岡山県警は、行為者の行動について日時・場所・方法などをメモや写真で記録し、手紙や電子メールなどを保管して、警察へ相談する際に持参するよう案内しています。
記録の目的は、相手を責める文章を作ることではなく、自分や相談先が状況の経過を確認できる形にすることです。
いつ・どこで・何があったかを時系列にする
最初に、出来事を一件ずつ分けて、発生した順番に並べます。
| 記録する項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 発生日時 | 2026年8月12日20時30分ごろなど、分かる範囲で具体的に書く |
| 場所・媒体 | 自宅付近、勤務先の入口、電話、メール、SNSなどを書く |
| 相手の行為・発言 | 待っていた、何度も着信があった、届いた文面などを見たまま書く |
| 自分の対応 | その場を離れた、返信しなかった、家族に共有したなどを書く |
| 目撃者・関連情報 | 見ていた人、防犯カメラがありそうな場所、関係する物を記す |
怖かった、怪しいといった感想だけで終わらせず、先に確認できた事実を書き、感情や心配は別の欄に分けると相談先が読み取りやすくなります。
同じ相手からの連絡が続いている場合は、1件ごとの記録に加えて、いつから、どのくらいの頻度で、どのように変化したかもまとめます。
分からない項目を推測で埋める必要はありませんし、記録を始めた日より前の出来事も、思い出せる範囲で記憶に基づくと書けば整理の材料になります。
メッセージ・着信・写真・手紙を原本のまま保管する
メールやSNSは、本文だけでなく送信者、アカウント名、日時、前後のやり取りが分かる画面を保存します。
スクリーンショットを撮る場合も、必要な部分だけを切り抜いた画像にせず、元の画面や着信履歴が確認できる状態を残しておくと、後から経過を説明しやすくなります。
電話は着信日時や回数を記録し、録音が残っている場合はファイル名に日時を付けて、元データを上書きしない場所に保管します。
手紙、ビラ、贈り物などの物品は、無理に触ったり捨てたりせず、保管できる場合は発見日時と場所を記録し、難しい場合は安全な範囲で写真を残します。
端末を相手に見られる心配がある場合は、記録を増やすことよりも安全な端末や信頼できる人への共有方法を優先し、パスワードの使い回しや位置情報の共有設定も見直します。
記録を安全に使って相談につなげる
記録は、被害に当たるかどうかを自分で決めるための判定表ではなく、相談先に状況を正確に伝えるための材料です。
警察庁は、警察へ相談する時点で証拠や記録があれば持参するよう案内しており、緊急の通報と緊急ではない相談を分けて窓口を示しています。
危険があるときは記録より安全確保を優先する
相手が近くにいる、帰宅や外出が不安、脅す内容が届いた、家族や勤務先にも接触があるといった場合は、その場で記録を完成させようとしないでください。
緊急の事件や事故は110番、緊急ではない生活上の不安や困りごとは警察相談専用電話#9110や最寄りの警察署など、状況に合う公的窓口へ相談します。
相手の行動を確かめるために後をつけたり、近づいて撮影したり、返信で挑発したりすることは避けます。
相手のスマートフォン、SNS、メール、クラウドへ無断でログインすることや、位置情報を取得する機器を自分で仕掛けることも行わず、必要な確認は警察や弁護士などの専門窓口へ相談してください。
一人で記録を抱え込むことが不安な場合は、信頼できる家族や友人に安全を確認しながら共有し、勤務先や学校への連絡が必要かも含めて次の行動を考えます。
警察や相談先に伝える内容を一枚にまとめる
相談前は、次の項目をA4用紙一枚やメモアプリの一覧にまとめると、出来事の順番を説明しやすくなります。
- いつから、どの場所や媒体で起きているか
- 相手との関係や、分かる範囲の相手の情報
- どの行為や発言が何回あったか
- 保存したメッセージ、着信履歴、写真、手紙などがどこにあるか
- 自分や家族が取った対応と、その後の変化
- 現在心配していることと、相談先に確認したいこと
岡山県警の案内では、日時・場所・方法の記録と、手紙や電子メールなどの保管が相談時の材料として示されています。
警察庁の案内でも、相手が何をしたのかをいつ・どこで・何をしたかという形で記録することが有効とされ、証拠や記録があれば相談時に持参するよう案内されています。
相談先で何をしてもらえるかは、事案の内容や危険性によって異なりますので、必ず対応してもらえる、この記録だけで解決すると考えず、事実と希望する安全上の支援を分けて伝えます。
記録を整理した後の一般的な相談の流れは、当サイトのストーカー被害の相談の流れも参考にできます。
岡山県警のストーカー対策、警察庁の警察におけるストーカー・配偶者暴力事案等への対応や相談窓口・支援制度も、相談先を確認する際にご覧ください。
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